クォーツ式が誕生するまで選択肢は一つだった!機械式時計の歴史とは

機械式時計の仕組みと覇権争い

アナログ時計は、その仕組みから大きく機械式時計とクォーツ式の時計とで分けることができます。基本的には、クォーツ式時計の方が現代では主流となっており、価格も安価で求めることができます。しかし、機械式時計の方がクォーツ式時計よりも前から登場し、長く親しまれてきた時計です。クォーツ式時計と機械式時計の二つの大きな違いは、動力です。クォーツ式時計は、動力が電池を動力としていますが、機械式時計はぜんまいを動力としています。この違いにより、機械式時計は精巧な構造が生まれ、魅力となっています。機械式時計の進歩、そしてクォーツ式時計の誕生といった流れは、時計技術の進歩もありますが、このほか貴族間での覇権争い、そして宗教戦争などが大きく関係しています。

機械式時計の誕生と進歩

現代ではクォーツ式の時計が主流ですが、以前は機械式時計が主流となっていました。その機械式時計も、時計の歴史の最初ではありません。時間を図るという概念は、古くから存在しており、紀元前の頃には日時計によってある程度の時刻を計測していました。一番最初に開発された機械式時計は、13世紀の頃のもので北イタリアからドイツの地域で生まれました。誤差も大きいものでしたが、振り子やマリンクロノメーターなどが誕生したことにより誤差も少なく、小型になっていきました。16世紀ごろまでは貴族間の装飾品であり、デザイン性を追求することが多いものでしたが、技術開発が進み、19世紀には安価で大量生産が可能となります。20世紀にはいるとクォーツ式時計が誕生したことにより、徐々に衰退していきます。