機械式時計には水はNG!本体は全て乾拭きで
機械式時計の大敵は水分
機械式時計に水分は大敵です。本体内部にあるムーブメントが錆びたり、腐食してしまう危険性があるため手入れの際にも水は使用しないように気をつけてください。ムーブメントが錆びたり腐食してしまうと修理に出す必要が生じ、場合によってはパーツの交換などでメンテナンス費用が多くかかってしまう可能性があります。最悪の場合、交換できるパーツの取り扱いが終了していたりすれば、二度と動かないということもあるのでパーツは水につけず、錆や腐食に注意して取り扱いましょう。腕時計の場合は汗や、手を洗った際に濡らしてしまったり、飛沫が飛んでしまったりという状況にも気を付けなければなりません。普段の生活でも機械式時計に水は要注意、手入れの際にも水拭きはしないようにしてください。

機械式時計の手入れは乾拭きで
機械式時計の手入れは基本的に乾拭きで行いましょう。ケースのガラス部分や樹脂などの汚れが気になる場合も水拭きはせず、眼鏡拭きやマイクロファイバー製の柔らかい布で手入れをするようにしましょう。本体もケースと同様に、水分を含んだ布や紙などは使用せず、柔らかい布で静かに手入れを行ってください。除菌用のアルコールが付与されているウェットシートなども機械式時計の手入れには向かないため注意が必要です。腕時計の場合はベルトが取り外れる形のもののみ、取り外してからベルトは素材に合わせた手入れ方法でメンテナンスを行ってください。また時計本体が金属のものであっても、ツヤだしの効果がある研磨剤入りのクリームなどは、ムーブメントに侵入すると故障の原因となります。機械式時計を愛用する時は、柔らかな布で優しく乾拭きの手入れをしましょう。